私たちの未来
こんにちは。
私が闇の勢力などないと思う理由ですが、私は、世界を動かす裏にあるのは、闇の勢力ではなく、銀行、資源、領土、物流、国家政策、政治、投資家、歴史、そして思想などのたくさんの要素が複合したものだと思うからです。
それに比べて、何かひとつの陰謀、どこかひとつの闇の勢力は、非常に話がわかりやすい。そのストーリーは、それらしい。
「闇の勢力」「陰謀論」という言葉やストーリーには、人の心に争いの正当化をさせる効果があるのだけは間違いないとは、感じています。
それから、自分は闇ではないと信じさせる優越感。
人が知らないことを自分は知っているという全能感。
闇と戦うという、生きる目的を生む力もあるかもしれません。
パワーワードですね。
私自身は、エンターテイメントだと思っています。
二時間半で楽しめる映像には便利な概念。
現実にはそんなものはないと思っています。
オールドメディアに毒されているのではなく、私は、世界はそんなに単純なものではないと思うからです。
私は、オールドメディア(新聞、テレビ)も、新しく登場してきたメディア媒体(YouTubeがメディアと呼べるなら)も、どちらも利用します。
(そもそも、ちゃんとニュースを自分で読んだことはありますか?と、私はたまに思います。
切り抜きや、解説を読んだり聞いたりして、読んだと思いこんでいませんか?
オールドメディアも、メディアによって論調には、かなりの違いがありますが...?)
世界は人間の集まりです。
国も人間の集まりです。
経済は人が動かしています。
政治方針は人間が決めています。
人間は、そんなに単純なものではありませんよね?
私はただ、世界の裏にあるのは、複雑で多様な人の心だと思います。
領土については、「自分の家」と「自分の家ではない場所」の区別がつかない人は、日本人にもいます。
電車の中がわかりやすいかもしれません。
たとえば、電車の中でお化粧する女の子。
赤ちゃんや子供に文句を言う大人。
それぞれの価値観がそこに反映されています。
私から言わせれば、電車の中で、赤ちゃんや子供を連れた親御さんに肩身が狭い思いをさせる人は、全員、少子化推進の闇の勢力です。
人は、お金だけで子供を育てられません。
そこには環境が必要です。
子育てについては、寛容さという要素が、その環境には必要です。
あなたの家で、よその赤ちゃんが泣き、よその子供が走り回って、それが嫌なら、帰れでいいと思いますが、電車の中は、みんなのものです。
何を思うかは自由ですが、文句を口に出して言う人は、もしかしたら、静かな環境を好むのかもしれない、聴覚過敏なのかもしれない。
また、記憶に障害があり、自分は生まれた時から大人だったと信じているのかもしれない。
また、高齢者ならば、認知症の初期症状が出ているのかもしれない。
そうなると、この人たちは闇ではありませんね。
「私の心には余裕がありません」
「私には事情があります」
「静かな環境が好きですが、静かな車で移動するお金はありません」
「自分が認知症だとは気づいていません」
私にとっては、この人たちもまた、それぞれの事情を抱えた人たちです。
闇認定は解除しておきます。
ただのさまざまな人です。
私の好みには合わない人もいますが、自分の家ではありませんので。
闇の勢力は、つまり、見る人側の価値観次第ということではないかなと、私は思います。
闇がある世界が好きという好み、が、そこにあるんだろうなと思っています。
何かには必ずはっきりした理由や真実があるという思想もあると思います。
ごめんなさいね。
考え方が子供っぽいなと、私は思ってしまいます。子供は素直です。
世界は、そんな素直さには満ちてはいない、生き残りをかけたしたたかさの現れと私は思います。
ほんで、私が、陰謀論を好まない最大の理由は、古くさいからです。
発想がガチガチで、古い。
まあ、これは単なる私の価値観です。
....
ここ数年、NHKが、たまにものすごく真面目に、前回の戦争を検証する番組を制作しています。映像資料が元になっています。
オールドメディア(新聞や雑誌、テレビ番組)を排除した人たちの目には、それは入っていません。
オールドだろうが、新しかろうが、情報は常に玉石混合で、プロパガンダは、YouTubeでもTikTokでもXでも可能です。
プロパガンダは、媒体は関係ありません。
むしろ巻き込みたい層がいる場所でやります。
戦争については、兵士候補がいる場所でやらないと意味がありません。
巻き込みたいのは若い人です。
今はどこの国でも、若い人が徴兵から逃げ回っています。
現代の戦争でも徴兵はあります。
ドローンだけで、戦争はできません。
オールドメディアが報じるロシアとウクライナの話を読めば、何人死んだか数字つきで書いてあります。
「仕方がない」と、兵士になる若い人に思っていただかないといけません。
私なら迷わず、TikTokやYouTube、Xでプロパガンダをやります。
他のメディアは信じられないと信じこませて、情報を遮断させる。
この場合は、遮断させるのはオールドの知恵。
(私も含め、とある政党を警戒している人が、あちこちにいるのは、憲法の草案から透けて見えるその政党の世界観の内容もありますが、その人を巻き込む手法がプロパガンダの手法だからなのもあると、個人的には感じています。
他の政党が、国民の暮らしに焦点を当てる中、最初に出す法案はスパイ防止法。
たくさんの公約の中、今すぐ、だったのがそれ。
歴史が頭に入っている人たちが、警戒しないわけがない。)
政治家は、全てを語りません。
武器や戦争に憧れを、兵士になることにロマンをもたせればいい。
正義感を、不満を、つつけばいい。
かっこいいことにしてしまえばいい。
若い人は素直ですから簡単です。
もしくは、自衛官なら死んでもいいと思いますか?
彼らも、誰かの父親・息子・叔父・甥・孫です。
2年あれば、人の心に何かを染み込ませるのは可能です。ふわふわした甘いお砂糖から話を始めればいい。人の心をつかむための、使い古された手法です。
この場合、その砂糖菓子のことをメタファーといいます。かなりのパワーがあります。
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日本という国のサイズ感は、日本に住む人には大きくとも、世界全体からは大きくありません。
関税交渉ひとつみてもそうです。
アメリカが付き合っている国は何ヶ国ありますか?
みんなが日本の利益だけのためには動いてはくれません。
日本の物の見方だけが通用はしません。
それぞれの立場もあります。
日本は小さくはないけれど、大きくはない。
サイズ感を見誤ると、えらい目にあいます。
無党派な団塊ジュニア付近のみなさま、次の一回だけは、選挙に行った方がいいです。
私たちは一大勢力です。
選挙に行かない一大勢力。
人数がいます。
どこでもいいから、別のところに入れたらいいと思います。
彼らは少数野党なら問題ない。
むしろ、トリックスター的にいい働きをしてくれるかもしれないなという感じがします。
ただ、素直に権力が好きな戦うのが好きな偏った歴史観を持つ人たちが与党に絡んできた時、間違いなく世界に利用されます。
チヤホヤして持ち上げたり、怒らせたりすればいい。
簡単です。
それは、プロパガンダの勝利。
歴史は繰り返されるのでしょうか?
さて、私の夏の連載は今日で終わり。
少し前、「戦争はいけんよ」という祖父の声が聞こえたような気がしたのです。
祖父は25年前に亡くなりました。
それで書いてみました。
私たちは、未来に何を選ぶのでしょうか?
世界はいつでも、闇と光に覆われています。
...昼と夜ですね。笑
ではまたいつか。
ごきげんよう。