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こんにちは。

話は昨年の秋、イギリスの空港での思い出話からスタートします。


私がそこにいたその日のその時間は、たまたま第二次世界大戦で亡くなったイギリスの兵士を悼むための時間にあたっていました。

戦勝セレモニーのひとつです。


空港は鐘の音が鳴り響き、異様な雰囲気に包まれました。動きが止まったのです。


私は、たまたま側にいたイタリア人の女の子と会話しながら、その時間を過ごしました。


「私の国は負けたのよね」と私が言うと、「私の国も負けたのよね」と、その子が言って、彼女がイタリア人だとわかったんですが。


2人で、「空港でやらんでもいいのにね。感じ悪いわ」と言いあいました。

私は、「うちは、原爆まで落とされた。やりすぎよ」と言いました。

彼女は「日本が早く降参しなかったからでしょ?うちみたいに」と言いました。

私は「なぜ、ドイツとイタリアが負けた時に、日本は諦めなかったんだろうって思ったことがある。そうしたら、死ななくてすんだ人がたくさんいたのに」と言いました。


しばらくして、私たちは、「はい、私たちは敗者です!」とゲラゲラ笑いながら言い合い別れました。


日本は特別ではありません。

戦勝国しつこい!と思い続けている人々は、日本人以外にもいます。・・・ということを、私は知りました。

負けた国は悼んでお参りするだけで大騒ぎ。

負けるってそういうこと。


次に勝つまで、敗戦国のまま。


勝つまでやりますか?

次の大きな戦争は、前の比ではない死者が出ることを誰もが知っていて、だから世界は駆け引きを続けているように見えます。

その引き金になりそうな危うい場所がいくつかありますね。

ひとつ、歯止めが効かなくなりつつある国もありますね。


私たちは、敗戦国のままでいる権利を持っています。

ともあれ、そのタイトルは80年間、平和に役立ちました。

きっと誰も日本に戦争に参加して欲しくなかったからです。


嘘か真かは知りませんが、世界では、日本兵は世界で一番冷酷だったという評判らしいです。

日本に武器を持たせたら恐ろしいから参加してもらいたくなかったのも、もしかしたらあるかもしれませんね。


それが平和の対価なら、不利益を被らないなら、別に敗戦国のタイトルはそれでいいんじゃないの?と、私は考えてしまいます。

負けるが勝ちかもしれないよ?と。

日本人、差別されてませんし。


「日本人」というと、わあ、と嬉しそうな顔をされる体験を、私はこの数年たくさんしました。

私、ナルトやワンピース、セーラームーンにポケモン、ジブリ、任天堂に感謝しています。

ユニクロと無印良品にも感謝しています。


それから「大阪」にも。

「行ってみたいんだ、大阪に」という人にも何人か会ったからです。

旅を助けてくれた地名に感謝します。


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アメリカ軍の軍事基地は、世界中にあります。180ヵ国に展開中のようです。


トップはドイツ。

日本は2位です。

どちらも敗戦国ですね。


アメリカ合衆国による軍事展開 - Wikipedia


予算は、日本が一番使っていますが、ドイツは軍隊を持っていますから、軍事費トータルとしてはドイツの方が使っているかもしれません。


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世界の軍事力ランキング


日本は昨年、世界7位です。

十分、軍事大国です。

1位を目指しますか?


日本は武器は悪くないですが、兵力が弱いです。兵士を増やせば、まだランキングは上がります。


世界軍事力ランキング 韓国5位・北朝鮮36位=日本は7位 | 聯合ニュース


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世界の軍事費ランキング


日本は昨年10位です。


軍事費ランキング2024:増加率・金額は冷戦後最大に ~米・中・露の3強は変わらず、各国「力の支配」への備えが広がる~ | 石附 賢実 | 第一生命経済研究所


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お花畑ではない現実では、私たちは、敗戦国。これは、相手方がある話で、子供の喧嘩と違いますから「いつまで言うねん」とこちらが望んでもタイトルは変わりません。


そして、私たちはすでに、日本という軍事大国の住民です。


軍事状況は、武器は自ら防衛できそうですが、見ていると人が足りませんね。

このままいくと、よし、国を守るために徴兵制をやろう!と、そのうちなるかもですね。

(憲法が変わればありえますね)


そして、位置的に、日本列島は軍事ビッグ3に挟まれております。

しかも、そのうち2国は戦争ばかりしています。

そして、3つの国は仲が悪い。そして、どこも世界一でいたい。


すごい位置ですね。つくづく。


よく、何千年も独立国のままでこれたなあ...

その秘密はなんなのでしょう?