DAY74: 呼吸という非言語

 月一回、真夜中というか早朝というか、午前3時から始まるプラクティス・グループ。

これは、唯一、トレーナーになるために、私が努力すると決めたもの。


早起き。

それが、唯一の努力。

他は学び考えるだけなので、私にとっては努力というよりは喜び。

ほとんど、メタファーが勝手にやってくれますし。


しかし、早起きは、むちゃくちゃ努力。

今回は、ペットのうさぎが足を噛み、猫が鳴き叫んで、私を起こしてくれた。

彼らが協力してくれると、不快な目覚め。


......


プラクティス・グループには、毎回、ひとつテーマがあり、その日の朝に、テーマが送られてくる。

日本時間だと夕方。


私が参加しているプラクティス・グループの講師はマリアン。

参加費は、今は、日本円で1500円くらい。

一年まるまるなら、12回で9000円くらい。


参加者のレベルはバラバラ。

ちゃんとしたトレーニングは受けたことがない人や、10年前に習った人から、長い間、クリーンランゲージを使っている人まで。

今、習っている真っ最中の人もいる。


メンバーは固定ではない。


時間は2時間。


30分ほど、ディスカッション形式の講義。


それから60分、ペアでセッション練習。

ひとりあたり30分。


最後に30分、シェアと質疑応答。


......


さて。


この日のテーマは、「非言語表現」。

言葉ではない表現。


プラクティス・グループは録画がないので、私は、主に、全力で、マリアンや他の参加者の発言を書き留めている。


その時、もしも言葉の意味がわからなくとも、そのまま書き留められさえすれば、後から辞書で調べればいいからだ。


意味がわかるものは、自然に日本語で書いている。

きっと、日本語の方が、私が書くスピードが早いからだろう。

今、私のノートは、英語、日本語が混ぜこぜだ。


私が何よりも知りたいのは、参加者の質問と、それに対するマリアンの受け答え、回答だ。


Zoomでやるときは、こうしているよというのは、新しい知識。



セッション練習は、「非言語に注目してそれに質問してみる」だった。


私のパートナーは、顔見知りだったので、私は、「まだ頭が寝ているから、先にクライアントをやらせて」と言った。

この顔見知りは、全ての技法を網羅してマスターしていっている強者だ。

練習はいらんのではないかと思うけれど、こういう人もプラクティス・グループにはいる。



私は、アウトカムを「頭がすっきり目覚めること」にした。


そして、その30分で、私は、私の指先が動くと、脳が連動すること、私の目覚めは、指先---体感-体内の感覚、の順番で起きることを知った。

そして、「私、生きてる!」となる、と。


体がぽかぽかになったところで交代。

「起きたから、ファシリテーターができるよ!」と笑って。



さて。

私は、ファシリテーターとして、個人的に試したいことがあった。

非言語を拾うのは、英語でセッションするときの私は、ほっておいてもやる。

当初は、それしか拾えなかったのだから。


私が試したかったのは「ウゥンフ」だ。


相手は、何回か組んだことがある人で、だから、実験相手にふさわしい。

違いが見えるからだ。


そして、すると、私は、まじで?と驚くことになった。


見たことないくらいサイコ・アクティブにセルフ・モデリングし続けるその人が登場したからだ。


相手がセルフ・モデリングし続けたので、自ずと、私がする質問の数は減った。


相手もびっくりしていた。



私は、質問するときの、呼吸の使い方と、体の感覚を変えただけだ。


使用した言葉は同じだ。


よし、この感覚だ、と、私は覚えた。


.....


もう一度寝て、朝、目覚めて。


ット ッジュ ライ トゥ ハ ハプン。



ああ、が多い、と、私は気づいた。


だから、ウウンフで、言葉に呼吸が込められるんだな...



対して。


あなたは なにが おきてくれたら よいのでしょう



さて。

この言葉に、同じ効果をもたらすためには、どんな工夫が必要でしょう?



呼吸もまた、非言語。



同じ魔法を日本語にかけるには?