DAY62: 違いはどこからやって来るのか?What would you like to have happen?
私は、ただいま、首を傾げています。
いったい何が違うのだろう、と。
何が違うのかを考えているのは、「What would you like to have happen?」(あなたは何が起きれば好いのでしょう?)についてです。
ペニーとジェームズが問いかけるその質問は、他の人が問いかけてくれるのとは違う出来事を私に引き起こすのです。
これは、その質問ひとつについての違いです。
モデリングの技術的な話ではありません。
いえ、おそらくは、そこにも何か技術はあるのだろうと思うのですが。
前から気づいてはいたのですが、昨日、それがはっきりわかる出来事があったのです。
それは、私のミスからはじまりました。
私は、Zoomリンクを作って彼らにメールで送る約束をしていました。
けれど、私はそれをし忘れました。
そうして、ペニーから、約束の日時確認のメールが入りました。
そのメールの中に、その質問が書かれていたのです。
課題として。
すると、ペニーの声が聞こえた気がして、私の頭は、考えはじめました。
音楽が頭の中を流れはじめました。
そして、私の胸で、何かが動き始める感覚がしました。
What would you like to have happen?と書いてあるものを読んだだけで、です。
そうしてさっき、私は、それは最初の最初からそうだったことを思いだしました。
私が最初に彼らからセッションをしてもらった7年前、私はペニーやジェームズが何者であるか、大してわかっていない状態で、それを受けました。
私が知っていたのは、彼らがシンボリック・モデリングを作った人だということだけ。
そうして最初に受けた10分のセッションが今日につながる全てを生みました。
ゼロから学び直すことを、私に決めさせました。
英語と付き合う覚悟を、私にさせました。
その最初のセッションから数日の間に、私は、何度かセッションを受けました。
そして、私の中に、彼らは長らく魔法使いとして存在しました。
(やがて、彼らは、私の中で、魔法使いではなく、ペニーとジェームズという人間に変わりました。先生であり、友情を感じる人に。)
私は、自分にとって彼らが魔法使いなので、それは特別なのかと思っていました。
けれど、気づいたのです。
彼らがまだ「魔法使い」になる前、そして、彼らが「人間」に戻ったあとにも、彼らが問いかけるその質問が、私に違う働きをすることに。
他の人が問いかけてくれるその質問とは。
そうして、私は、気づきました。
最初の一問を口にする、書く、つまり自分から発する、その瞬間から差があると。
何が違う?
どこが違う?
私のメタファーがそこに影響していないということは確認できました。
彼らが魔法使いだからではないのです。
うまい具合に、本日、私は彼らと話す機会があります。
聞いてみましょう。
違いはどこからやって来るのか?