随分、遠くまで来たね
最近、二週に渡り週末に熱を出した。
今朝から熱は下がり、本当に治ったね?!と自分に確認した後。
むくむくとお腹の中からがんばらなくちゃいけないんだ!という気持ちがわいてきた。
熱が出ていた間も、対面以外の仕事は続けていたのだが、その中で、人でなし系の私の心が少し動いたのだ。
私や私が作ったものを愛してくれる人達のために。
がんばらなくちゃいけないんだ、と、私は思った。
人のためにがんばるという発想は、私にとって非常に新しい。
私は、私が役に立つか立たないかは、私の知ったこっちゃなく相手の判断によると、そもそもかなり他人への期待値が低い。
人からの感謝は、共に味わうことにしたが、(どこかに書いた)、感謝が欲しくて仕事をしているのはごく最近のことだ。
相手が喜べばそれでいい。
私はただ、人が笑う顔が見たい。
私のなす全ては、笑顔がみたいという私の欲によるものだ。
私は幸せな人が好きだ。
だから、相手が私に感謝するかしないかは、どうでもよかった。過去ね。
熱が出ていた最中、そして下がった後、私はいくつかの仕事のやりとりを通して、泣きそうなくらいに感動していた。
私を、私が作るものを、楽しみにしていてくれる人々の存在に。
随分、遠くまで来たものだと、私は思った。
ねえ、想像できた?と、私は、中学生の私に語りかけた。
ねえ、想像もできなかったね。
随分、遠くまで来たね。