もう少しだけ、待ってね。

 

時々、思うのは、もしも2016年の時点で、私の英語がペラペラだったら、話はまた違うことになっただろうということ。


私はまず、頭で理解しようとし、そして、こんがらがったかもしれない。


私の頭は、あまり賢い頭ではないので。



クリーンランゲージやシンボリック・モデリングは、その使い手も、体験として覚えていく方が理解が早いように感じます。


あなたが、スーパーIQを持つのでなければ。


頭と体、心の3つをつないでいく技法の習得には、頭と体、心の3つがリソースとして使えます。


面白いのは、スーパーなペニーは、こう言ってのけることです。

「概念なんて、何言ってんだか、さっぱりわからないわ」


この方、NLPのトレーナーでもありますが、NLPのトレーニングを受ける前、本を一冊も読まずにトレーニングに参加されました。


そのきっかけは、NLPの紹介の集まりに顔を出したこと。

ペニーは、「みんなが何を話しているか、さっぱりわからなかった」そうなのですが、なんだか面白そうだと、トレーニングに参加したそうです。



対してジェームズ。

彼の頭の中がどうなっているのか見てみたいですが、この方は、全てを、概念に戻して説明します。


私の「こんな感じで」という説明を、概念にしてくれているのは彼です。

私が、「これに気がついた!だから助けて!」と、興奮して報告するメールを、他の人にも説明できるようにしてくれているのは彼(とHさん)です。


まず2人とも、私が書いた内容をまとめるところから始めます。


「それは、こういうこと?」


私の気づきは、ひっちゃかめっちゃかなので(笑)


「そうそう、そういうこと!」


ここで、私の頭は、自分が体で気づいたことと、概念を結びつけます。

体験していることは、概念でも理解できます。


ちなみに、私の英語のライティングの先生のひとりも、ジェームズです。

彼は、私が書いたことを、「こうも書ける」と違う表現に書き直してくれることがちょいちょいあり、それで、私は、同義語を覚え、語彙を増やします。

これは、他の人もやってくれる。

体験を伴わせて、言葉を覚えられることには感謝です。



ともあれ、そうして、それから、私は、日本語で説明するために、再び考え始めます。



私の仕組みは、すぐにそこが自動的には結びつきません。

誰か、賢い頭を必要とします。


私は、常に、体や心が先行で、頭の理解は後です。


けれど、自分で言いますけども、私は、シンボリック・モデリングを使うのが上手いです。ああ、私、上手いな、才能あるわと思ったので、私は、これを使い続けております。


ペニーとジェームズが2人で考えたことが、よかったんだろうと思っています。


ただね、もしも、2016年に、私が英語がペラペラだったら、私は、頭で理解しようとしたのではないかと思います。


私は、賢くはないけど、頭でっかちなところはあるので。

頭が完全に、体と心に譲るしかなかったのが、よかったのだと思います。



人が学習するとき、どちらが先行するかは、人それぞれだなと見ていて思います。


どうやれば、両者が存在する空間で、両者が共に同時に、より効果的に学べるか、どういう教材ならいいのか、日本語でそれを考えることが、現在の私の課題です。


協力してくれている人たちには、心から感謝しています。


もう少しだけ、待ってね。