希望のランプ

 グレーはグレー。

あいまいはあいまい。

光と影は同時に存在する。

善だけ、悪だけの存在はない。


グレーはグレー。

白でも黒でもない。

グレーはグレー。


そして、未来はいつでも不透明。



不透明でグレーなものを、不透明でグレーのままでおいておけない人が、割と多いということに最近気づいた。


白黒つけたい、善悪はっきりさせたい。

そして、透明な未来を望む。



そんなもんは、おそらく、地球上に人類が誕生した日から一日だって存在したことがないと思うけれど。

はっきり言って幻想だ。


ここは素晴らしい哲学である般若心経がいいかもしれない。

日本の本やさんならどこにでもある現代語の訳本に、詳しく解説してある。


聖書でいくなら、伝道者の書。

コヘレトの言葉というタイトルの場合もある。

多分、これを書いた人は、般若心経を知ってたんじゃないかと、私は思っている。



どちらも、テーマは、空(くう)だ。

幻。



お経や聖書に書いてあるということは、人はもうずっとずっと昔から、このテーマと付き合ってきたということ。


ここしばらくのわかりやすいグレーで不透明なものと、付き合ってくるしかなかった時間の中で、そこに適応できなかった人たちが現れはじめたのかもしれない。


わかりやすいものを望む人たち。

恐怖が極まったのかもしれない。


はっきりした悪や、はっきりした間違いを求める心。



はっきりしたわかりやすい悪や間違いはないよ。


ほとんどの場合、グレーだ。

未来はいつでも不透明だ。


そのように、私は、思う。


その不透明でグレーな世界の中で、力を発揮する光が、愛と希望だ。



ワクワク教の信者のみなさまにも言いたい。


今こそ、あなたが考えて、胸がワクワクすることを考える時期がきた。


考えると恐怖や不安が、あなたの心を包むことを考えるのではなく、あなたの心がワクワクすることを考える。


散々、練習してきたはずのことを、今こそ、やる時。


ワクワクする未来を望むこと。



未来が見えたことなど、過去一度もないはずで、もしも見えていると思っていたなら、明日も今日と同じだという幻想の中を生きてきただけだ。


そういう意味で、今日は、過去に存在した今日と同じだ。



起きて欲しいことを考える。

未来への希望を抱く。

祈る。

願う。

望む。



言葉は何でもいいけれど、グレーで不透明な時期、心の中の希望の灯を消さないように、私のおすすめは。


確実に手に入る近い未来をまずは望むこと。


今日のお昼ご飯は何が食べたい?

今日の夜、どうやって過ごせばご機嫌でいられる?


今日、誰と話したい?

今日、何をしたい?

今日、何が買いたい?


今日は何がしたい?

今、あなたは、何が起きて欲しい?

今、何が飲みたい?



今から一番近い未来について、何を望む?



遠い未来に希望が抱けないなら、近い未来にある希望を探してみて。


どちらも未来。

どちらも不透明でグレー。


近い未来は、比較的、願いを叶えやすい。



欲張らないで、小さめの希望を設定することがポイントだ。

小さな幸せってやつですね。


そうやって、小さな幸せや、小さな喜びを、自分の手足で生み出す中で、あなたの希望のランプを育てて。


希望のランプは、不透明でグレーな未来をも、やがて明るく照らすから。



あなたが好きなもののことを考えて。

あなたが愛を感じるものを考えて。

それらは、希望のランプの燃料やスイッチだ。



あなたが忌み嫌うことを考えることに時間を使わないで。

それは、希望のランプを消すスイッチだ。



あなたの心にあるランプに、もしも、灯りを上手につけられないなら、私のところに来て。

あなたの心にあるものが、ランプではなく、他のものかもしれないから。


私は、私のランプを使って、あなたを温めながら、あなたの胸の希望を一緒に探す手伝いをしましょう。


お金は払ってね(笑)

そして、午後でお願いします(笑)