祈りの色の種類

少し前に、少人数での簡単なフライヤー制作のセミナーにお招き頂き、講師をした。

参加者の人には事前に課題を出していた。
「祈りの集い」というイベントのチラシを作ってきてください」がお題。
現時点で、どれくらい作れるか、どこを話せばいいかを知りたかったからだ。

同時に、私自身も同じイベントのチラシを20種類くらい作って持っていった。
あるひとつのレイアウトを応用して、バリエーションで、イメージがいくらでも変わることが、目で見てわかるようにするためだ。


セミナーの中で、興味深いなと私が感じたのは、参加者さんが作ってきたそのチラシに使われた色だった。

チラシは、何も教えなくても、とても素敵な仕上がりだった。

祈りの集いから連想された色に、参加者さんは同じ系統の色を選んでいた。
それは、普段は違う色として認識されている色だが、明るさが違うだけで同じ色だ。

そこが興味深かったのだ。
加えて、何が興味深かったのかというと、祈りの集いという言葉から、私自身にはその色は一切イメージされなかったからだ。
ありえるかなという何種類かの色を使い分けてサンプルを使ってみたが、一切浮かばなかった。

色には正解も不正解もない。
ただ、そこには、それぞれの感性があるだけだ。


セミナーが終わった後、どうやら、祈りには種類があるなと思った。

色から連想するに、体のどこを使って祈っているかに種類がある。
多分、きっと。

ちなみに、私はいろんなことを、色で理解する。
人の言葉や音楽、文章にも、全部、色がついている。
絵は下手くそだけど、私の脳みそは色が好き。
100人にひとりくらいはいる脳みそらしいので、そんな珍しい脳みそでもない。


そして、セミナーのあと、しばらくずっと、祈りの色について考えて、それから自分の体で試してみた。

あ、なるほどね、という感じのことが起きた。

そして、やはり、祈りには種類がありそうだ、と私は思った。
赤い祈り、青い祈り、黄色の祈り、緑の祈り。虹色の祈り。
いろんな色の祈りがありそうだ。

私自身の祈りは、ピンクか紫のことが多い気がする。