正当な理由
「〇〇したいねん」
「〇〇が欲しいねん」
何か望みが心に浮かんで、人に話してみた時。
返ってくる反応は大きく分けて2つある。
どちらの反応をしたかで、その人が自分の願いを叶えながら生きている人かそうでないかが大体わかる。
私でなくても、思考の理屈を知ってる人なら、みなわかる。(できるかどうかは、また別のはなし)
ついでに、その人が自分がしたい〇〇の協力者となりうるかどうかも、望みを人に話せば見分けられる。
ひとつは、「へえ。どういう風に?」とか、「面白そうじゃない」とか、「その話、聞かせてよ」とかのグループ。
現れる反応や言葉は様々だが、〇〇について反応する。
もうひとつは、「なんで?」「いつからそう思ってたの?」とかのグループ。
〇〇したいと思った理由やそう思いはじめた時期などについて興味を抱くグループ。
前者は、今と未来に興味を抱き、後者は過去に興味を抱く。
人の反応に間違いも正解もないため、反応はなんでもいい。
ただ、確率の話になるけれど、望みという今まだ存在しない未来についての話題に関しては、過去に興味を抱くより、今と未来に興味を抱く方が叶えられる可能性が、明らかに高い。
望みの根拠や、望みを抱いた時期は、望みを叶えていく時に、本人以外には大して意味を持たないことが多いからだ。
子供の頃に描いた夢が尊くて、今朝、トイレの中で浮かんだ望みがそれに劣るというわけでもない。
長く心に抱く望みが叶い、短い期間しか願っていないことが叶わないわけでもない。
尊い理由やはっきりした根拠のある望みが叶い、なぜそう思うか自分ではっきり理由がわからない望みは叶わないわけでもない。
望む理由は、望みを叶える時に、大して重要ではない。
望んだことが重要だ。
そして、望みの中身が重要だ。
望みという未来は、過去と紐づけする必要が必ずしもない。
少なくとも、望みを膨らませる段階では、過去は邪魔なくらいだ。
望みは今と未来にある。
理由や根拠は過去にある。
思考は、崇高な話から日常の話まで応用がきく。
というわけで、過去の恋愛遍歴を振り返る時間や結婚したい理由は、婚活には不要。