始めるパターン

パターンの話は、まだ続きます。

その効果。


私がシンボリック・モデリングが好きな理由のひとつは、何をモデリングしたり探求したりするにせよ「構造」を探ることです。

経験的にはその構造が影響していることは、ひとつではないことがほとんどです。


今回、例題に使った表面的に浮かんでいた問題は、「夜、韓流ドラマを見続けること」でした。


けれど、韓流ドラマを見続けるのと同じ構造の物事は、他にもあったのです。


裏にあった「終わりが嫌い」というパターンが持つ構造が影響して、「何かを引き延ばし、私が何かをするタイミングを外している」ことが、他にもあったのです。


通常、こういうことは、クライアント自身、気づいていません。


そして、私も気づいていませんでした。

自分が、それに手をつけることを引き延ばしていることに気づいていませんでした。



そして、私が、シンボリック・モデリングが好きな理由のうち、今回影響していることが他にもあります。

メタファーを「身体化」すること。

それから、他のセッションで作ったリソースのメタファーが、それ以外の話でも登場してきてクライアントを助けることです。


基本的に、シンボリック・モデリングのセッション中に登場するリソースのメタファーやシンボルは、ただのイメージとしては扱われません。

クライアントにはそうかもしれませんが、ファシリテーターは、それを実在のものとして扱います。

そして、クライアントの体にそれらを引っ付けます。それはまるで、クライアントの体に新しい機能を引っ付けていくような感じです。

クライアントが必要なときに、それらのメタファーやシンボルが静かに働いて、クライアントを助けることができるように。



そうやって身体化してあったシンボルが、静かに私を助けたことに、私は昨日の午後から先程までかけて自分が取った行動をし終わった後に気づきました。


「終わりが嫌い」がしていた先延ばしの作業に手をつけるための行動を取ったあとに。


「夜、韓流ドラマを見続ける」と同じ構造の問題が私にさせていたのは、おそらくは世界中で自分ひとりにしかできない仕事に手をつけるのを先延ばしにしていたことでした。


その仕事のアイデア自体は昨年からありました。

トレーナーになると決めたその日、一緒に浮かんだことでした。


その仕事は、どうしても協力してもらう必要がある人たちがいて、その人たちにももう話してありました。


それは、英語で文章を書く仕事です。

簡単な英語しか書けない私にしかできない仕事です。おそらくは、たくさんの人の役に立つことができます。


早くはじめないと時間はあまりないこともわかっていましたが、私は手をつけようとはしませんでした。

丸一年、放置しました。


終わりが嫌いというパターンが、新しい始まりを引き延ばしました。



韓流ドラマと全く同じ構造です。



さて。

昨日、私の体は、いきなりコミュニティとSNSに投稿するための文章を書きました。

こういうことは日本語でならたまにあります。

なんで書いたかよくわからないけど、いつのまにかブログが書けていたことなどしょっちゅうです。


しかしながら、この度私が書いたのは英文でした。

頭が動かずして無意識に英文を書いたとは、もう、2016年から隔世の感があります。

ともかく、私は英文を書き、昨日と今日に渡ってそれをインターネット上にアップしました。


そしてそれから1時間経って、パソコンに向かった瞬間、「あ!」となりました。


「始めよう」とした自分に気づいたのです。



というわけで、今、ここ。