シンボリック・モデリングのIDENTIFY:

 

APPRECIATE


こちら、私が最近、体感として意味を理解した単語です。

普段は、文章でお礼を言うときに、I APPRECIATE と使うと形で覚えていました。


先日、私に、APPRECIATEの感覚を丁寧に説明してくれた人がいました。


そうして、私は、手を動かすジェスチャーと一緒に、ああ!これがAPPRECIATE!と理解しました。


私はいつも言葉の意味を自分なりに理解するとき、おおげさに言うなら、世界が変わるような気がします。



さて、本日の本題です。

2週間ほど前に、あるブログ記事がアップされました。


https://cleanlanguage.com/the-role-of-identifying/



著者はJames Lawley。

シンボリック・モデリングを設計した2人のうちの1人です。


クリーン実験室にまた今度、きちんとした翻訳はアップしますが、何しろ私、ただいま時間がございません。

テキスト作りに忙しく、翻訳アップは、4月以降になると思います。


けれど、その記事に書かれていた内容は、シンボリック・モデリングを使ってモデリングする全員が把握しておいた方がいいんじゃないかという内容でした。

ちなみに、春のトレーニングでは、この記事をたたきにして、モデリングを解説します。


日本語(や英語以外の言語)で学ぶならこれをテキストに使うのがいい!と、私は記事を見て小躍りしました。まじで。



そのブログは、IDENTIFYという単語の意味についての記事です。

この単語、シンボリック・モデリングの最初から最後までに関係します。


望みをIDENTIFYし、メタファーをIDENTIFYし、場所をIDENTIFYし、関係性をIDENTIFYし、構造をIDENTIFYし、シーケンスをIDENTIFYし、パターンをIDENTIFYし、と、最初から最後まで、ファシリテーターはIDENTIFY三昧の作業をします。


IDENTIFYについて、私は「明らかにする」という訳を採用しています。

辞書でIDENTIFYをひいたときに、その意味があまりに幅広かったからです。

どれにでもあてはまりそうな訳はありませんでした。


そして、それは、このIDENTIFYがメタファーであることを表していました。

実際、シンボリック・モデリングで使われる言葉のほとんどは、抽象概念を使用したメタファーです。



クリーン実験室に公式な翻訳としてアップするのは先になりますが、ブログに書かれていたIDENTIFYの意味だけ、以下にざざっと並べます。


この全てが、シンボリック・モデリングのモデリングに関しての「明らかにする」が意味するものです。明らかにするためには、明らかにしたなら、明らかにするときには、これら全てが影響します。


以下、ブログより抜粋して翻訳。

細かく自分で確認したい方は、原文から辞書を使って意味を調べてください。この場合、自動翻訳では感覚がわからないため、辞書を使ってください。


明らかにするの意味は


「何か」について、または、「何かを〜と」


判断する・確立する・確認する・見分ける・調査分析する・区別する・検証する・把握する・解明する・位置を定める・認識する・単一化する・選び出す‧見つける・位置を特定する‧名前を付ける・(意味を)知る・記憶する・思い出す‧回想する・関連付ける・結びつける・つなぐ‧関係づける・ひとまとめにする・二つのものを連結する・同列に扱う・理解する・調和する・関わりを持つ・一体感を持つ‧共感する・同じ波⻑を持つ‧同じ言葉を話す・(頭で)理解する・感情を抱く


.......


ともかく、何が何だか明らかにしていこう。

やっていることは、ただそれだけ。


そこに使うのは、いつでもクリーンな質問だけ。


その「何」によって、少しやり方を変える。

でも、基本はいつでも同じことしかしていない。


......


さあ、これを、「シンボリック・モデリングは奥は深いし、いくらでもバリエーションは増やせるけれど、基本、本当にシンプルなことしかしていない」と伝えられる話の順番は、どんな順番?日本語で。


さて、ここからは私が考えるターンです。


ここまで、私が編集しているテキストは、質問の意味を含め、言葉の説明にかなりのページをさいています。

日本語で学ぶなら、意味の解説を絶対に省けないと思いました。


「後から気になる人は自分で調べて」とは、私は言えないからです。

確実にすぐに知りたくなるとわかることは、つっこんでおく必要があります。

それで、初心者には絶対にいらんと自信を持って言い切れる情報も入りまくっています。


そんなわけで、テキストはものすごいページ数になりそうな気配があります。


間に合うかしら?

なんとかなるだろう。


そして、私は、トレーニングに参加しない人たちにも、このテキストは、なんらかの形で誰もが自由に読めるようにしたいと考えています。

テキストだけのためにトレーニングに参加を求めるようなバカなことは、私は望みません。

トレーニングは、体験するためにあるもの。私は一緒に体験したい人に来てもらいたい。


そして知恵は分かち合ってなんぼ。

分かち合えば分かち合うほど、知恵は豊かさを増します。

そして、それは私の世界も豊かにしてくれると私は信じています。



最初から、日本語のことだけを考えて、日本語話者が編集したテキスト。

多分、いろんな人の役に立てる...といいのだけれど。


というわけで、IDENTIFYからの独り言までが、本日の話題。


ここまでたくさんの人が守り大事に育ててくれた、たくさんの人が協力してくれている、たくさんの人が楽しみに待ってくれている、その全てに深いAPPRECIATIONを込めて。

全ての温かい気持ちをちゃんと受け止めて。「私、ちゃんとわかってる」とAPPRECIATEして。


間に合わせますよ!


In deep appreciation,

Yukari