春にやるトレーニング準備のための勉強会の第1回

昨日、春にやるトレーニング準備のための勉強会の第1回をしました。

2時間30分。

朝から集まってくれた7人のファシリテーター仲間及びファシリテーターの卵ちゃんと。

私を入れて8人。


彼らは普段、仲間や友達です。

ただ、私は、その日、自分をトレーナーのポジションにおきました。

つまり、その7人の声は、私が初めて聞く「生徒の声」でした。


私のトレーナーポジションは、輪が基盤でいくと決めてありました。

イメージは、暖かい風が吹く柔らかい芝生の草原に生えた木の下にあぐらをかいて座り、そうして語るイメージ。

青空教室。

出入り自由。


それで、自分が上に立たないようにカメラ位置を工夫しようと思いつきました。


高いテーブルがいるなあ...と思ったら、我が家に1箇所だけ、高いテーブルがある場所があることに気づきました。

キッチンの流し台です。


キッチンは、私の身長に合わせて造作が作られているため、高さが普通のテーブルより高いのです。


それから私は気づきました。

冷蔵庫はマグネットがつくやないか!と。

冷蔵庫は、流し台の真正面にあります。


それから私はまた気づきました。

この場所は、ライティングが調節できる!と。


我が家のキッチン照明は、IKEAのハロゲン3点スポットライトです。

さらには、流しにLED蛍光灯がついています。

欲しいライティングが揃っていました。


私は毎朝、ガスコンロの前で椅子に座って紅茶を飲みながらブログを書いています。

私はもともとうちのキッチンが好きです。

カラーリングが私の好みに合わせてあり、キッチンは黄色と白の場所です。

ただし、私が料理をしていることは少ないです。笑


私は気づきました。


もしかして、ここが、私のスタジオなのではないか?



そして試しにキッチンでオンライン勉強会をしてみることにしました。


今まで何回かオンラインのワークショップをした経験はありました。

こんなに動線がやりやすかったのは始めてでした。


冷蔵庫はホワイトボードの高さに完璧でした。


私はしばらくオンラインのトレーニング関係はここでやろうと決めました。

ここが私のスタジオ。



そして、私は、ひとつずつ気づきはじめました。

参加者の人のフィードバックから。


自分にとっては当たり前。

でも、説明しないといけないこと。


自分とは違う理解の仕方。

伝え方、やり方にバリエーションが必要なこと。


私が練習しなくてはいけないこと。


それから、私は気づきました。

20代の私がM先生と過ごした日々が、彼から学んだことが、ここから私の力になる。


私は気づきました。

30代の私が、会社の中で、後輩や若いスタッフを育てていた日々が、ここから私のちからになる。

彼らが教えてくれたこと、彼らが私に、できてない!と怒りまくったこと、彼らと笑いあったこと、そういうのが全部、力になる。


私は気づきました。

この数年、本当に大事に守り育ててもらったこと。


愛がいっぱいの中で、私が学んできたこと。


それから気づきました。

私が得意なことが、この場合、ニーズと合致していること。

楽しくやろうぜ、それが私の得意なこと。



その日、私はノープランでした。

前日の夜まで、何も浮かばなかったからです。


ひとつだけ、会社員時代に、時々注意されたことを思い出し、あわててひとつ翻訳した以外は。

それは、昨年、自分がトレーニングやテキストに入れる要素を、ファシリテーターの視点から設計したものでした。

ペニーとジェームズに見てもらうために、英語で作ってあったそれを、私は日本語に戻しました。


私が過去よく注意されたのは、「君の頭の中を他人は見えない。ビジョンの全体像がわからないとやりようがないだろう。説明をめんどくさがるな」でした。

これは優しい注意バージョン。

「何を考えているか、さっぱりわかりません!ついていけません!」と、絶叫した女の子もひとりおりました。

(その後、3時間くらいファミレスで話しました。怖かった...笑)


それも、過去がくれる力です。



流れた月日をリソースに。

それを、他の人のサポートに役立てられるように。


新しい時間が流れはじめました。

育むための新しい時間。