資格について | ファシリテーター、トレーナー
私が、シンボリック・モデリングは面白いねえと思っている理由のひとつは、その資格制度にもあります。
共通公式資格がないことです。
この資格ビジネスまっさかりの世界において、資格でもうけようとしていないそのコミュニティが面白いなと思うのです。
私個人の感覚としては、資格ではなくて道具、みたいな感覚です。
トレーニングは、道具の使い方を練習する場所みたいな感じ。
料理教室に近い気がします。
レシピは世に溢れていますが、でも、料理教室は楽しいですし、お教室に行けば、ちょっとしたコツを教えてもらえる。
料理を教える人は、調理師免許は必要ないですよね、そんな感じ。
まあ、元のクリーンランゲージがオープンソースだからですね。
料理のレシピにも権利はないですね。
まず、ファシリテーター認定ですが。
こちらは、各先生が、自分のところで独自に認定しています。
認定ファシリテーターになるには、2人のアセッサーという認定基準を判断できる人にセッションを見てもらう必要があります。
必ず2人以上。
先生によって、見ている場所が違うからです。
セッションは、40分セッション2本。
認定基準は、リストで公開されています。
この基準は、できるようになる必要があることとイコールなので、別の場所で公開します。
しかしまあ、この認定があろうがなかろうが、特に差し支えはありません。
アセスメントもトレーニングの一部みたいなものです。
アドバンスのトレーニングも、認定がなければ参加できないものはありません。
使用にあたっても、制限はかかっていません。
誰が使ってもいい。
たまに、独学の人にお目にかかることがあります。
認定があるかどうかより、全体としては、〇〇ができる、とか、経験がある、とか、〇〇のトレーニングと同程度のトレーニングを受けたとか、そういう経験値を重視している感じがします。
続きまして、トレーナーですが。
こちらがさらに面白い。
こちらは認定もありません。
誰が教えても構いません。
変な話、私がやるといえば、私は今日からトレーナーを名乗れます。
(私は、ファシリテーターのままで、みなと一緒に学び、共に成長するスタンスでいたいので、今のところ、自身の肩書きにトレーナーを使う予定はありません。
なぜなら、私は魔法使いの弟子だから。
これは、魔法使いのみなさんにもお伝えしてあります)
私がこの話を最初に聞いたのは、どこか大阪のバルでした。
「Yちゃん、本を一冊読んだだけで、クリーンランゲージのトレーニングを始めた人がいる」と、私をアメリカに送りだしてくれたトレーナーの人が面白そうに言い、私は「まじですか?」と笑いました。
どうやって教えるんですかね?と、2人で大笑いしました。
シンボリック・モデリングは、そのような世界です。
好きにやれ、自由にやれ、という世界。
教えたい人が教えればいい。
私自身は、いろんな人が教えやすいように、勉強しやすいように、自由に使える日本語の教材を整えたいという願いを持っています。
私は、ちまちました作業が好きなのですね。
あとは、自分が、日本語の資料がなく、それで苦戦したというのもあります。
おかげで、英語が話せるようになったり、お友達が増えたりはしました。
役得みたいなことも、最近は登場しはじめたので、私自身にもいいこといっぱい!
リソースが増えました。
そして上達の道ですが、使えるところから、どんどん使っていくこと、楽しむこと、いっぱい練習すること、そんな感じ。