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少し、未来についての話をはさみましょう。
メタファーの世界は連続性を持ちます。
私の過去からの夢が、現実という今になった瞬間、私には未来の夢が登場しました。
夢の催しの2日目のことでした。
夢は、星の形で登場しました。
私のお得意のフレーズと一緒に。
星に願いを、です。
日本語で開かれた催しでしたが、その中におられた英語圏の方と、私は英語でワークをしました。
そして、夢は、再び、英語で生まれました。
内容は、私にはわかりませんでした。
夢の催しの最後から2日目の夜。
海辺のコテージで、私はその星と向き合っていました。
途中から、同じコテージに泊まっていた西の魔法使いが、夢の解明を手伝ってくれました。
私は、えんえん泣きました。
私は、日本語で夢が見たい。
なぜ、私のアウトカムは、いつも英語なのだ。
私は、日本語で、夢が見たい。
この夢は、日本語でなければ意味がない。
夢の中身を私はまだ知りませんでした。
だけれども、それは日本語で見、日本語で語る必要のある夢だということだけはわかったのです。
私のアウトカムがいつも英語なのには理由がありました。
私は、その理由をその時、初めて知りました。
私の潜在意識が取った苦肉の策が、私に英語で夢を見させることでした。
私の夢は、そうでなければ叶わないと、私の潜在意識は判断していました。
私は泣きました。
覚えている方もおられるかもしれません。
私が、この夢が生まれはじめるきっかけとなった場所で、最初にした作業は、自分の中から国境を無くす作業でした。
(そのあと、それは、わたし王国の国旗作りというワークを生みました)
私が、日本人だというアイデンティティを確立するために。
それでも、私は夢を英語で、不自由な英語で見続けていたのです。
日本語で夢が見たい。
これだけは、この夢だけは、日本語で語りたい、と、私は泣きました。
私の未来は、日本にあります。
帰国子女が時折陥る、ナショナルアイデンティティがはっきり確立できない状態を抱えていた三年前とははっきり違います。
私は、遅まきながら、自分の人生の舞台に、日本を選んだのです。
日本語で語りたい、泣けて仕方ありませんでした。