3*

ふたつ。

これは特に、メタファーを使って願いを叶えていく時に必要なことですが、大事なことは信じること。


私は、クリーンランゲージ&シンボリックモデリングを今回の願いを叶えていくのに使用しました。

というか、セッションの中で願いが先に生まれて、私は願いの中身が現実化した時、具体的に起きることを完全には把握しないまま、三年間進んだのです。

これは、さすがにはじめてのパターンでした。

ただ、信じていました。
私の中に生まれたそれらのメタファーが、現実を作ること。
それらのメタファーは、いいものであること。

それから、三年で現実になる、ということ。
最初から期限は決まっていました。
これは、アメリカで出会った友人が、私が何度もそう言ったことを覚えていました。


三年、という時間は、セッション提供などの経験からの私の統計によれば、内側から生まれた願いが現実化するのに必要な期間の平均です。

........

この三年、私が使用したのと同じ技法を使ったり、習ったりしたことがある方から、たまに、シンボリックモデリングで作るメタファーは役に立たないという話をお伺いすることがありました。


役に立たない、と判断した時点で、その方のメタファーは効力を失います。
役に立たないという意味を、そのメタファーが持つからです。
メタファーは魔法の道具ではなく、その人が意味づけをするものです。
役に立たないと意味づけしたメタファーは、当然ながら、役に立ちません。
その人がそのように決めたからです。


コツはあるかと思います。
その方と、メタファーの乖離が起きている時、メタファーはただのイメージで、メタファーで世界を作ることは、空想遊びとなんら差がありません。
空想遊びは、ほとんどの場合、現実化はしないということは、みなよく知っています。

鳥になって空を飛ぶという私の夢が、いまだ叶わない話を、私もここに書いた記憶があります。

メタファーは、鳥になって空を飛ぶイメージとは異なります。
もしかしたら、もっと素っ頓狂で、もっと現実には起こりえなさそうなイメージですが、そちらは現実になるのです。

なぜならば、それらは、願いであると同時に、その人自身が、その人の経験から得た知恵を形どったものだからです。

空を飛んだことがない、鳥になったことがない子供がそれを願うのとは違う、知恵から生まれたイメージ、それがメタファーです。


メタファーが役ただないひとつの理由としては、セッションを提供した人が、メタファーの場所の重要性について理解していなかったときに、乖離は起きる可能性があります。
しかし、そうならないように、ほとんどの場合、メタファーを使っている技法では、メタファーの場所の特定の重要性を教わります。
体と紐づける必要性を習います。
「私」から、そのメタファーが生まれたことをはっきり認識させます。

クリーンランゲージでもそうです。
最初の質問は、必ず、
あなたは、何が起きればいいのでしょう?です。

あなたは、から、セッションは始まります。
でなければ、乖離が生まれる可能性があります。


それから、起こりうる可能性としては、その人が、嘘を言っている場合です。
嘘とまでいかずとも、本当のことを言っていない。
つまり、叶わなくてもいいことを言っている場合。

相手を信用していない、または、自分を信用していない場合にありうることかと思います。



時折、あるのは、セッションをする相手をはじめから疑ってかかっている場合です。
相手を信じていない。

すごい人がしてくれるセッションだけを認め、普通の人が提供してくれるセッションを認めない。

これね、もったいないと思います。

私の今回の願いを叶えてくれたセッションは、そのほとんど全てが、自分と同じトレーニングを受けていた練習生たちの手によって提供されたものです。

技術力は、自分とトントンか、または、自分より下手だった場合もあります。


メタファーを使う場合、使うのは自分の知恵です。
相手は、それを引っ張りだす手伝いをしているだけです。

私が今回用いた技法に関していうならば、セッション提供者は、その責任のほとんどをクライアントにもたせるという、どこまでクライアントを信じてますか?と言いたくなるような技法です。

相手の力を信じていなければ、この技法を使用することは選択できません。
クライアントを信じていなければ使えません。


という前提がすでに刷り込まれていた私にとっては、セッションの提供者は、誰でも同じでした。

相手は、自分を信じてくれる。

そう、私には信じられたからです。


そして、自分のメタファーを、信じられたからです。