DAY203: 私が始まりを知る方法
私はどのようにセッションの終わりを知るのか?
こちら、セッション記録をそのまま公開しようと思いましたが、ファシリテーターからの許可が取れませんでした。(今のところ)
だから、何が起きたか、クライアント側に起きたことをシェアします。
結論を先に。
私は、胸と喉の間に、「始まりを知らせるハンドベルを持ったホビット」を手に入れました。
厳密には、ホビットではなく、コロボックルなのですが、英語にしたらホビットかなと、ホビット。
このホビットの仕事は、タイムキーパーです。
ホビットが新しく住む世界には、終わりはありません。
はじまりの次は、はじまり。またその次ははじまり。はじまりしかない世界の住人が、ホビットの世界です。
もともと、そのホビットは、私を「終わり」から守っていました。
私は、「さよなら」というのが嫌いだ、別れが嫌いだと、そのホビットはよく知っていました。
過ごした時間、それがいい時間であればあるほど。
だから、私が、いいセッションをすると、ホビットは現れて、私が終わりを知るのを邪魔していたのです。
私を悲しませないように。
ちょうど去年の今頃、私は友人を1人亡くしました。
私は友人が亡くなる一日前、普通に、さよならと言って彼女と別れました。
そしてもう二度と彼女とは話せなくなりました。
それと同時に、私には、誰かを喪う喪失への恐怖の問題が浮上しました。
もうクリーンランゲージをやめる、と、騒いだ話はここに書いた記憶があります。
おそらくは、この話は、その一連の結論です。
私のそのセッションは、始まって5分のところで、ジェームズからストップがかかりました。
そして、私はみなが話す内容を聞かないよう指示されました。
そこから10分、そこにいたファシリテーター全員が、セッション対策をしたのだと思います。
そのあと約1時間、何度か中断しつつ、私のセッションは進み、私が生み出したものは、「終わりのない世界」でした。
私の中で、セッションの終わりは、クライアントにとって、新しい始まりだという認識に変わったのです。
ホビットは、始まりを知らせるベルを鳴らす。
リンリンリン。
このベルは、もともとは形がなく、私の体の外側、頭の上にあるメタの空間に、音として存在していました。
セッションを通じて、私は、自分のメタ意識を体内に取り込み、形あるハンドベルに変えたことになります。
そして、私を守ってきたホビットは、私を助けるタイムキーパーへと変化しました。
これが、1時間で起きたこと。
私が1週間、考え続けてもわからなかった答えが、1時間で、新しい何かを生み出し、私が求めた以上のものが手に入り、私の中の何かが癒された。
それが、起きたことです。
もう、時計はいらない。
私は、セッションの終わりという始まりを、体で知ることができます。
そして、私の人生から、終わり、が消えたのです。