DAY197: さて、あなたならDAY196に何と質問しますか?
今朝、DAY196に私が書いた内容を、改めて眺めました。
「なんてファシリテーターにとっての課題として、素晴らしい文章だ!」と思いました。
改めて見れば、私が昨日書いた文章は、セッションのはじまりに、「あなたは何が起きてくれたら好いのでしょう?」と問いかけられたクライアントが、実際によく言いそうな構造と流れの話です。
ブログの内容自体は、よくある話とは言えませんが、そこで私が書いている話の「構造」と「流れ」は、非常にありふれた一般的に多いものです。
課題として、ちょうどいい!
私、そう思いました。
最初から日本語で書かれたり、表現されている実例は少ないのです。
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というわけで、突然ですが、クイズです。
使う質問だけ、あえて指定します。
「そして 〜について、他に何かありますか?」
もしくは、
「そして それは、どんな〜ですか?」
まず、どちらか好きな方を選んでください。
(クリーンな質問を知っている方は、お好きな質問をどうぞ。)
1)あなたがファシリテーターなら、DAY196のクライアントに次にする質問の中に入る「〜」の部分には、何が入りますか?
つまり、あなたは、クライアントの注意を、どこに誘いたいと考えますか?
2)1の答えは、どこから来ましたか?
もしくは、あなたはどのように、1の答えを知りましたか?
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ちなみに、このクイズには、正解はありません。
私がこの数年、受けてきたトレーニングには、いつも正解はありませんでした。
(注: 昨日、私は「いや、違う」と言われ続けていますが、それは、答えに対して「違う」と言われていたのではないだろうと思います。
ファシリテーションのことについてならば、ファシリテーターがしたことに対して、「違う」と決めつける発言は、絶対に登場しません。
彼は、私のトレーナートレーニングのメンターです。その部分のやりとりで、彼が私に気づかせようとしていたことは、おそらくは、クリーンランゲージやシンボリック・モデリングの技術的なことについてではありません。)
答えの中に存在する、「ファシリテーター自身が持つモデル」、「ファシリテーター自身が持つパターン」に気づいていること。
それに、DAYDAY196の文章はちょうどいいです。
ご興味あれば、プリントアウトして、やってみてください。
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【ヒント】
DAY196の話の8割は、ただの状況説明です。まずは、状況説明を全部消してください。そこには、答えはありません。
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そして、答えは、全てのクリーンランゲージの質問がそうであるように...
「聞いてみよう。そして、何が起きるかみてみよう」です。
ちなみに、このクライアントは、まだ、答えを知りませんから、安心して、好きなように考えてみてください。
「〜」には、いくつか候補が出てくるかなと思います。
答えを知らないから、人は、ファシリテーターの前に座ります。
ファシリテーターは、それでも、勇気をだして、なんらかの意図を持って、クライアントの言葉のどこかに、クライアントの注意を向けるように誘う必要があります。
さて、あなたなら、このクイズに、どう答えますか?
(実際に何が起きるかは、また別のファシリテーターが、次の金曜日に、私に問いかけてくれると思います。私は、クライアントとして、DAY196に書いたようなことを、言うことにします。)
私を使って、バーチャルに、ファインチューニングのオブザーバー体験をどうぞ。
私自身のことならば、私に守秘義務はありません。
私の好きにシェアできます。
さあ、あなたなら、DAY196のクライアントの発言に対して、次に、何と質問しますか?