DAY198: 気づいても待つ

今朝、あることに気づいて、感謝で涙が出そうになりました。


2017年、私がマリアンのトレーニングを初めて受けに行った時、マリアンが私に言った言葉を思い出したからです。


「どうして、できるのに、わざわざトレーニングを受けに来たの?」


「いつか、あなたが、クリーンランゲージやシンボリック・モデリングを伝える日が来たら...



私が気づいたのは、私のトレーナートレーニングは、今年、私が「トレーナーになるためのトレーニングをしてください」と口に出したあの日に始まったのではないということでした。

すでに、6年前に始まっていたのだと気づきました。


そして、私がマリアンやジェームズとやりとりし続けたメールが蘇りました。


私は、マリアンとジェームズは、私の中で意志が固まる以前から、私のトレーニングを始めてくれていたことに、気づきました。


ずっと、自分たちの姿で、教え方を見せ続けてくれたことに気がつきました。



同時に、なぜ、自分が翻訳し続けてきたのかにも気づきました。

私は、日本語として、シンボリック・モデリングを理解する必要がありました。


私の理解に基づく日本語として。



それから、私がトレーナーになるためのトレーニングをして欲しいと、ペニーとジェームズに言ったあの日、ジェームズが言ったひとことを思い出しました。


「僕たちは、君に、自分で気づいて欲しかった。」


僕たち、と彼は言いました。

誰が、僕たち、なのか。



「トレーナーになる」と、私がマリアンに伝えた日、マリアンがものすごく喜んでくれたことを思い出しました。

「あの赤ちゃんが、トレーナーになる。」



彼は優しい人ですが、彼の私への指導は、厳しいです。

最初から、彼だけは、ファシリテーションについては、私の英語力を加味しませんでした。

「それは、君の問題であって、クライアントには関係ない。」

それが、彼の一貫した姿勢でした。


対して、やりとりするメールについては、常に、私の英語力に合わせてくれました。

そして、彼は関係なかった「英語学習のためのクリーンランゲージ」のコーチングのコースの録画を彼は全て観ていました。

そして、参加者に、リソースを提供し続けてくれました。


英語そのものについては、私が英語を自身の問題ではなく、リソースだという認識に変わるまで、サポートし続けてくれました。

私が抱く疑問には、全て、答えてくれました。



それは、英語に関わらない話だと、私は気づきました。

ファシリテーターは人間です。

誰もが、自分自身のことを抱えています。

けれど、それは、クライアントには関係ありません。


私が、これから、ファシリテーターに対して、取るべき姿勢を、彼は教えてくれていたのだと気づきました。

いかにサポートすればいいかも含めて。



今回、アドバンスのファインチューニングは、私以外の参加者は全て、英語話者です。

けれど、今回、字幕が提供されています。

私は、はじめて、クライアントの言葉を、字幕で追いかけながらセッションしました。

私は、読めます。

だから、細かな言葉が拾えて、ずっとやりやすいことに気がつきました。

ハンデがかなり下がります。



そして、「気づくまで何年でも待つ」ことも含めて。



感謝で胸がいっぱいになりました。


そういう朝でした。