笑いを生むおでこ

 

最近、面白いなあと感じていること、いくつか。


その一。


自分のメタファーが、誰かにインスピレーションを与えていることがあるようだと感じはじめたこと。


それは、自分が「欲しい」と思っていたものが、自分が思ったより、もっといい状態で、現実に現れはじめたこと。


二つ同時に、それぞれ別の場所で、それは起きた。

ひとつなら気が付かなかった。

私は、たまたま、と、思ったと思う。


両方に共通していたのは、「あなたのメタファーを聴かせてくれ」というオーダーが、他人からあったことだ。


そして、その人たちがそう言った理由は、私が欲しいものとは、直接関係しない話だった。

他者が、私のメタファーの話を聞かせて欲しいと言ったのは、単に、ひとつは好奇心、もう一つは、物事を公平に進めるためだった。


私の持つ長所のひとつに、インスピレーション、直感力、発想力があると思う。

言い方はいろいろだけど、中身は一緒で、何かを思いつくこと。


どうも、自分がメタファーを語ると、それが相手に移るような感じがした。


そして、結果、相手にとっても、私にとっても、いいことが起きる。


メタファーは出張するのかしら?と、私は面白く感じている。



その二。


私のメタファーが、とても気軽に利用されて、場に笑いを生み出していること。


たしか、私は習った。

メタファーとは、とても繊細なものであるから、他人のメタファーの取り扱いには十分注意し、そこには一切コメントしないように、と。


しかしながら、ここ最近、私のメタファーは、とても気軽に他人の口に登り、他人が笑い、他人がメタファー分析して、また笑う。


私本人は、それをどうも感じない。

一緒になって、さらに、そのメタファーを楽しんでいたりする。


面白いのは、それをする人たちには、私と同じ共通認識があることだ。

実際、その人たちが、他人のメタファーを少なくとも本人の前で、ああだこうだ言うのを、私は見たことがない。


これは一体、どういうことか?と謎に感じた私に、ある友人が言った。

「おそらく、あなたのランドスケープには

問題が全く登場せず、リソースのオンパレードだからではないか?」



その友人もまた、私のメタファーが、おでこで大渋滞しているのを、「いったい、あなたのおでこは、何がどうなっているのか?」と、笑っていた。


ともかく、おでこが、メタファーだらけなのだ。

全部、リソース。(いいもの)

なぜ、そんなものがおでこに?!と、本人が首を傾げるものまで、おでこにある。


望遠鏡に、UFO。ピンク色の宇宙人に、目。アンテナに、旗。受発信機。アイスノン。コーヒーカップ。ゲスト。


それぞれ違う役割と特徴を持つリソース、それぞれ違うランドスケープの中に存在するリソースが、私のおでこには塊である。


そして、書いて気づいたが、このおでこのリソース達に、他人は、気軽に介入してくる。


とても楽しそうに。


なんだか、私のおでこは、パワフルそうだ。

そして、笑いを生む。


そして、何かが現実に生まれる。



ともかく面白い。


少し、おでこを探求してみよう。

他者に提供できるものが増えるかもしれない。