DAY228: あたかも...であるかのように
as if...
あたかも...であるかのように。
シンボリック・モデリングでは、PROモデルというモデルを使って、言葉の種類を3つに分類します。
アウトカム:クライアントが望む結果、欲求、欲しいものなど。
レメディ:問題を解消したり、解決したり、回避したりしたいという望み。
プロブレム:クライアントが現在、存在すると認識している困難や障害、問題。
このモデルは、当初、存在しませんでした。
これは、ペニーとジェームズが、クリーンランゲージやシンボリック・モデリングを教えはじめたあと、気づいたことがあり、ファシリテーターをサポートするために生まれたモデルです。
この3つを分類して、それぞれを扱う時に、非常に重要なポイントがあります。
特に、プロブレムについては、これが非常に重要です。
それが、as if...です。
あたかも、それが、...であるかのように。
この英語では、たった2つの単語からなる組み合わせが、ファシリテーターの頭から抜けたとき、そこに、決めつけと思いこみが生まれがちです。
小さなことが、非常に大きなことに繋がります。
シンボリック・モデリングのファシリテーション中、この「あたかも...であるかのように」ファシリテーターが、クライアントの言葉や世界を扱うことができるようになるために、一番早いのは、自分がクライアントになってみて、そこに本当に、あたかも、まるでが存在しているのを体験してみることかな...と、個人的には思います。
あたかも、が持つ可能性と、あたかもがないときになくなる可能性みたいなものが体験できるかなと思います。