限界突破

 

今日、お医者さんが、父はもう歩けない、と言いました。



その数時間後、父と私は、2つの空間、3つの時間が入り混じった世界を生きていました。

そうして2人して、ゲラゲラ笑っていました。


私が、「お父さん、パーフェクトよ」と言えば、父は、「どこがパーフェクトなんや。なんちゅう適当なやつや」と私に言い返し。

(パーフェクト、は、父の口癖。)



自分のキャリブレーションとモデリング能力の限界を、父が引き上げてくれているような気分になりました。


さらに、私は、もう一つ、同時に、現実、という時空もキャリブレーションして、モデリングする必要があります。



限界突破!



そして不思議なことに、父を寝かしつけて病院からの帰りの電車の中で、私の頭の中は、シンボリック・モデリングでいっぱいになります。


かつてないほどものすごいスピードで頭が動き、テキストを組み立てているのを感じます。



父は、問題ではなく、私に手を貸してくれている、と思いました。


不思議なことです。